商品力の追求か営業か

起業ノウハウ

ぼくの会社にはインターンでやってきた外国人がたくさんいます(といっても数人ですが)。
そして、よくその海外の学生との議論にてなかなか納得してもらえないのがこの部分。商品力の追求です。

商品力は大切

商品力

商品やサービスが魅力的であればあるほど売ることは容易です。まずいカレーライスよりおいしいカレーライスのほうが売れやすいですし、ダサい財布よりデザインの良い財布のほうが売れやすい・・・これは説明不要でしょう。

商品力ブーム

世の起業家は商品力の追求ばかりを今教わる傾向にあります。黙っていても売れるほどの魅力的なものを作る。そのためのノウハウは・・・と教わり続けます。起業をしようと勉強していた方はPMFなんて言葉や商品力追求のための付随ノウハウといったものを学んだことがあるのではないでしょうか。

商品1つが世界を変える力

これは世界の成功者を追っているのでしょう。

デザインと徹底したシンプルUXにて世界を変えたiPhoneや、短い動画の投稿&閲覧という特徴であっという間に10億人ユーザーとなったTikTok、精巧なキャッシュ技術により世界の検索エンジンシェア90%以上を握ったGoogleなど・・・、こういった世界をひっくり返すような成功者はみな「強烈な商品力」を背景にその1つの商品のみで飛躍的な成長を遂げています。

次の成功者になるため商品力を向上させるためのノウハウを学ぶ必要があると考えているのかと思います。

しかし、これは大陸型

商品力が重視される背景

しかし、このような商品力を重視し、追求しつづけるのは僕が思うに「大陸」だからです。つまり国土が広い、商圏が広大であることが原因です。

アメリカや中国がその代表例ですが、自国の中でも気軽に移動できる距離ではありません。例えば、カリフォルニアの企業がニューヨークの企業になんらかの営業をしようとすると莫大な交通費と時間がかかることになります。

そのため、膨大なコストをかけてでも商品力向上に注力したほうが割がよいのですね。

使用言語も原因

また、やはり英語と中国語が世界で通じる言語であることも関係しているでしょう。つまり国土が広いだけではなく海外の方も最初からターゲットにできるのです。

そしてやはり海外までいって営業をするより商品力を向上させたほうが割がよいこととなります。

日本は違う

国土が狭い

しかし、日本はご存知のとおりとても小さな島国です。北海道から沖縄に行こうと思ってもたいしたお金をかけずにさくっと移動することが可能です(少なくともアメリカや中国よりかは楽です)。

また、商業の中心である東京が国土の中央にあるのも強いですね。すべての地域から最大90分くらいかければ到着可能ではないでしょうか。

そのため、商品開発に膨大なコストをかけるよりも、対面営業をしてちょちょいと売上げを立てていくことが可能となります。

日本語が通じない

また、日本語を使える方は世界では非常に少ないのです。世界でもっとも習得が難しい言語の1つとされているのです。

そのため、日本語で作った商品(サービス)は基本的に日本国内だけが商圏となっていると思ったほうがいいでしょう。その意味でも、商品開発にコストを割きすぎると赤字になってしまいやすいです。対面営業にコストを割いたほうがいい気がしますね。

日本の商品開発

そこで海外の学生や世界で大成功した大企業をモデルとしたベンチャー理論を学ぶ方は注意したほうがいいと思います。

日本での商品開発は、大陸系の企業よりも対面営業にて初期の売上げをたてる割合が高くなります。覚えておきましょう。

大成功している企業だからといって常にその手法が正しいというわけではないということですね。

日本の企業がつくる商品であったとしても世界を商圏としている英語・中国語対応のものであればこの限りではありません。

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