文系と理系の交差点に立とう

起業ノウハウ

文系が生きにくい時代へ

ジェネラリストとスペシャリスト

ジェネラリストという言葉があります。なにか専門のものに特化した知識を持つのではなく幅広く知識を持ってビジネスの場をまとめあげる役割を果たす人のことをいいます。俗に「文系タイプ」といわれるのがこちらですね。

他方で、1つの専門知識を深く掘り下げた方をスペシャリストといいます。エンジニアなどはこちらのスペシャリストに属するでしょう。俗に「理系タイプ」と呼ばれたりもします。

スペシャリストの時代へ

もともと日本ではジェネラリストが強かった気がします。スペシャリストは必要なときだけ使えばいい。昭和から平成前半はお金持ちはジェネラリストだらけだったと思います。文系社会なんて言われていましたね。

しかし、これが今はかなりスペシャリストでないと起業が難しくなってきています。あらゆる事業の専門家が進み、専門家視点がなければ事業創造が難しくなってきているからです。そう、理系的側面が強く求められてきているのです。

特にIT知識です。インフォメーションとそれを支えるテクノロジーについての知識がないと何もできなくなってきています。

交差点に立とう

特に若い起業家にいいたいです。文系と理系の交差点に立ちましょう。つまり両方の知識をバランスよく持つのです。

スティーブ・ジョブズは文系人間ではない

かのスティーブ・ジョブズは文系よりでした。理系的な部分、つまりテクノロジーについては共同創業者のウォズニアックが1人で担っていました。しかしそれでも技術的な部分についてまったく無関心だったわけではありません。

プログラムをかじったことがある方であれば分かると思いますが、例えばオブジェクト指向。Appleのエンジニアたちはスティーブ・ジョブズにこのオブジェクト指向の大切さを説き続けたそうです。そしてその考えを取り込みながらアップルの製品は向上していきました。

スティーブ・ジョブズは言っています。「オブジェクトとは人間のようなものだ。生きていて、何をどうすべきかという知識を自分の中に取り込み、物事を覚えていられるようにメモリーを持っている。僕たちが今ここで話しているように、非常に高い抽象性を持って交流するものだ。」

物事をシンプルに表現する力、デザインを評価する力、リベラルアーツを取り込む意欲、その文系的側面から文系人間と思われがちですが、ジョブズは実は文系と理系の交差点に立っていた人間であることがわかります。

ビル・ゲイツは理系人間ではない

Windowsを開発して世界を変えたビル・ゲイツは自分でプログラムをかいていました。もともとはアップルのプロジェクトにも参加してエクセルを開発していた優秀なエンジニアです。

しかし、ただのエンジニアではありません。文系的な能力、交渉能力やプレゼン能力にも非常に高かったのです。ビルゲイツがIBMにたった25000ドルで購入してきた他社のシステムをあたかも自分が開発したかのように見せてMS-DOSとして売りつけたことは有名なお話です。

このOSはここから2年で世界一のシェアを持つに至りました。ただのエンジニアリングだけの人間ではなく文系的な側面をも持っていたのです。

交差点に立とう

日本の起業家は技術的な側面を無視しても儲かると思っています。それはもともと大きなビジネスをするつもりがないからかもしれません。確かに、スモールビジネスであれば技術力は必要ありません。スモールビジネスでも十分に大金持ちにはなれますから(年商100億でも十分可能)。

ただし、この傾向もじょじょに難しくなってくるでしょう。時代の流れとともにさらに文系・理系の両側面をもった人間だけが起業家になれるという傾向は強くなっていきます。

ぼくは30になるまでホームページすら作れませんでした。しかしそこから勉強し、ウェブサイトの制作やシステムの開発も一通りできるようになりました。

だから生きている気がします。その点をみて行政からのお仕事なども名指しでやってきます。
交差点に立つこと。これを是非意識してみてください。おすすめです。

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