大手企業の「資産」を負債化させよう

起業ノウハウ

起業をしようとしたときには必ず「こんなに少資本で・・・大手にパクられたら一瞬で終わるのでは?」という疑念が起こります。

中にはそのような疑念を抱かない経営者もいますが、それは起業をするレベルに達していません。

確かに、資本力があるところにそっくり真似をされると小さな企業は一瞬で市場から撤退させられてしまいます。そこで「大手企業に同質化をされない(パクられない)ため」の戦略が必要となります。

その1つが大手企業の資産を負債家させることです。

企業の資産

前を走っている大手企業

大手企業は当然あなたより大きなお金を使って事業を行っています。そしてあなたより早く同じ市場に参入し、そして大きな利益をすでに上げ続けています。

多くの資産を持っている

結果、大手企業はその資金力をもって多くの資産を保有しています。土地、従業員、店舗、設備・・・等。

故に、それらをもっていないあなたは同じ事業を仕掛けられたら非常にまずいのです。

資産をもっていることを弱点に

そういうときには、資産を負債化、つまり資産を持っているということが弱点になるような戦略を取りましょう。

青山フラワーマーケット

青山フラワーマーケットがこの点で成功しています。

ぼくは昔、もっとも儲かりにくい事業の1つが「花屋」だと思っていました。季節的要因に左右される、在庫が必要、ロスが大きい、単価が低い、といった踏んだり蹴ったりの事業だからです。

が、青山フラワーマーケットはこの中で大成功をしています。

引用:https://www.aoyamaflowermarket.com/category/SHOP001/

これはもともとの大手花屋がBtoBを中心としていた中で青山フラワーマーケットはBtoCに特化したからだと言われています。

特化するだけではダメ

この点、「少資本のニッチ戦略には、特化が大切なんだよ!」というコメントがすぐに聞こえてきそうです。そういった発言は多いですね。

しかしそういう単純なものでもありません。特化すればいいというものでもないです。

大切なのは特化することで「大手(先行者)の資産を負債化できているか」です。

冷蔵庫

花屋といえばどのような資産をもっているでしょうか。その代表例は大きな冷蔵庫です。花は保存が必須だからですね。

特にBtoBとなると早めに仕入れないといけません。まだつぼみの状態で仕入れて冷蔵庫で保存。そしてつぼみが開きつつあるくらいのときに冠婚葬祭の業者などに引き渡すのです。大規模な冷蔵庫が必要です。

これに対してBtoCに特化した青山フラワーマーケットは仕入れてすぐに店頭で売り始めます。スーパーのお刺身のようにその日のうちに販売。遅くとも2〜3日で完売させるつもりで仕入れています。

故に、在庫は非常に少なく冷蔵庫も大規模である必要がありません。

負債化

これを大手がやろうとするとどうでしょう。今まで使っていた冷蔵庫が無駄になります。また、もともとのBtoBのノウハウも無駄になります。販路も。

そのため、パクれないのです。これが資産の負債化です。大きければ強いというわけではないのですね。

営業マン

BtoBだと営業マンが必須です。BtoB営業をしていたスタッフが多ければ多いほどBtoCには移行しづらいでしょう。ここも負債化をいれるでしょう。

ちょっと関係ない話ですが、青山フラワーマーケットはすぐに売っちゃう予定ですから、多くの業者が仕入れる「つぼみの状態」の花を仕入れる必要がありません。もう今にも咲きそうな花でも良いのです。そのため、安価に仕入れることも可能となっています。そこも強みですね。

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