自分が市場でどのポジションにいるのかを知ろう

起業ノウハウ

コトラーをご存知でしょうか。競争原理で有名なマーケッターです。コトラーは競争地位によって企業を4つに分類し、それぞれのタイプの企業がやるべきことを明確にしています。

星のやで有名な株式会社星野リゾートもこのコトラーの4類型に則って経営戦略を打ち出していたり、実務で十分使える理論となっています。

リーダー

これはその名の通り、市場にてNo1の企業です。例えば求人サイトだとリクルート、ECだとアマゾン、動画共有サイトだとYouTube、SNSだとFacebookなどでしょうか。

もっとも大きなシェアを持ち、量でも質でも最大の経営資源をもつ企業です。

市場拡大

リーダーは最大のシェアをもっており、価格を決定したり新製品をまっさきに投入したりという力をもっています。やりたい放題なポジションにあり、その市場が大きくなればなるほどに利益が拡大します。

そのため、リーダーがやるべきことはまず市場の拡大です。膨大なお金をかけながらも市場を拡大しつづける責務を負っています。

例えばFacebookは発展途上国にて無料のプロバイダー事業を行っていたりします。Facebookだけは無料で見ることができるインターネットサービスです。そうやってSNSというものを社会に根付かせ、そして市場を拡大しています。

同質化

他の企業が自分にない機能などを追加してきたら速攻それをパクりましょう。いわゆる「同質化」です。

例えば日本でのブログシェアトップのアメブロがTwitterが日本に攻め込んできたときにアメーバなうというTwitterとほぼ同じ機能を備えたことは記憶に新しいかと思います。あれも同質化です。追随してくる企業と同じ特徴をもてば規模が大きいリーダーの方が勝つはず・・・という戦略です。

ただ、アメブロはツイッターに追いつかれ、そして抜き去られましたが。

その他

リーダーは価格競争になるともっとも大きな痛手を被ります。シェアが高いからです。そのため、価格競争にならないような配慮をすべきです。具体的にはブランディングで戦い、価格競争を行わない等です。iPhoneがそうですね。価格を落とさずに高くなりつづけています(Androidのしかける価格競争に乗りません)。

また、シェアを高めすぎると独占禁止法に抵触する等の問題も生じるため、どの程度のシェアがもっとも利益を向上させるのかを計算しながらコントロールしなければなりません。これを見誤ったグーグルは独占禁止法に違反したとして手痛いペナルティを受けていますね。

チャレンジャー

チャレンジャーは業界の2位、3位といったリーダーに立ち向かう企業です。やることは簡単です。リーダーが全方位に向けて発展し続けるところをついて1位の会社とは違う差別化要素をつくることでシェアの拡大を狙い続けます。

これはリーダーを狙う立場ですから、かなりの資本力が必要です。ちょっと中小企業では難しいですね。

フォロワー

フォロワーはシェアの拡大というより、リーダーのパクリです。成功している事業を模倣し、効率よくリーダーの真似をして稼いでいきます。

あまりコストをかけられない企業に向いています。あまりよくない例ですが中国のイミテーション販売などもフォロワー戦略といえるでしょう。また情報商材を買って成功者とまったく同じ事業をやる・・・というのもフォロワー戦略です。

非常に効率よくそこそこの利益をあげることができます。高いスキルも必要ありません。ただ、長生きできる事業ができあがることは稀な気もします(私見)。

ニッチャー

ニッチャーはニッチな市場を狙う企業です。求人事業に参入したいけれど戦う資源がないため、求人のなかでもアルバイト、そして日払いかつ渋谷のみに限定した求人サイトを立ち上げる・・・等です。

かけられるコストが低くても、専門スキル・知識があればニッチャーになることが可能です。現実的には小さな企業はこのニッチャーになるしかないとおもいます。すなわち、

  • 狙う市場を定めること(限定性)
  • 高い専門性・スキル・知識を持つこと

が大切ということです。

タイトルとURLをコピーしました